またまた最近、日本でもマイニングが流行ってきております。
NVIDIAはLHRというマイニングに制限をつけたグラフィックボードを出したり、AMDからは、X6600xtというオーバークロックするとものすごく効率が良いグラフィックボードが発売されすでに品切れ状態という。
これから、マイニングをしてみようという方のために簡単にマイニングについて簡単に説明してみたいと思います。
以下は、前回の仮想通貨バブルの際に書いたものです。
マイニングとは??
ビットコイン等の仮想通貨は、一定期間ごとに、すべての取引記録を取引台帳に追記します。その追記の処理には、ネットワーク上に分散されて保存されている取引台帳のデータと、追記の対象期間に発生したすべての取引のデータの整合性を取りながら正確に記録することが求められます。
その整合性を取る作業はコンピューターによる計算で実現できるのですが、膨大な計算量が必要となります。分散されて保存されている1つの大きな取引台帳のデータも、追記対象の取引のデータも、すべてを正確に検証してから追記しなければならないのです。
そこで、ビットコインでは、この追記作業に有志のコンピューターリソースを借りています。余っているコンピューターの計算能力を借りることによって、膨大な計算を行い、みんなで共有する1つの大きな取引台帳に追記を行っているのです。
この追記作業の手伝いをしてくれた人、追記作業のために膨大な計算処理をし、結果として追記処理を成功させた人には、その見返りとしてビットコインが支払われます。つまり、追記作業を手伝ってビットコイン全体が健全に運用されるようにがんばってくれたことへの報酬として、ビットコインが支払われるのです。
この報酬は、新たに発行されたビットコインによって支払われます。つまり、通貨の新規発行がこの瞬間に起こるのです。
マイニングの方法
マイニングを行う方法として大きく3つあります。
1.ASICと呼ばれる専用機によってマイニング
これは専用機と呼ばれるだけあって、価格も機能も電気代も高く、なかなか入り込みにくいです。
通貨ごとにマシーンがつくられてます。
2.CPUでマイニング
これは、パソコンがあればほとんどの人が取り組めるマイニングです。
しかし、お手軽なので、すべてがミニマムです。なのでそんなに掘れません。
マイニングがどういったものか知るには良いかと思います。
CPUマイニングできる通貨(一部)
モネロ、ジーキャッッシュ、ゲームクレジット等・・・・
3.GPUでマイニング
今巷で流行っているマイニングになります。
パソコンを組み立てて、グラフィックボードを載せれるだけ載せてマイニングをしていきます。
安くそろえるとパソコン1台あたり6万円前後で組み立てられると思います。
そこにRX570やGTX1060等のグラフィックボードを取り付けてマイニングします。
一度仕組みを理解したら、そんなに難しくないかと思います。
マイニングしてみよう
まずは、マイニングをしてみましょう!ということで、
マイニングをするにあたって必要なものをそろえていきます。
今回はCPUとGPUマイニング中心に進めていきます。
マイニングをするにあたって必要なものは、
・ウォレット
・パソコン
・グラフィックボード
・マイニング用のソフト
・マイニングプールの登録
まずマイニングを体感するために簡単な方法をお伝えします。
超初心者向けマイニングソフト、プールです。
nicehash(ナイスハッシュ)
登録後、専用のソフトをダウンロードページしてインストールしたらすぐに始められます。
色々パソコン等を購入する前に試してみてください。
CPUのみのノートパソコンでもマイニングは可能です。(※収益はほとんどありません。)
ウォレット
マイニングするにあたって掘る通貨を保管するウォレットを用意しないといけません。これはマイニングする通貨ごとに必要になってきます。
一番良いのは、公式のウォレットを使っていくのが良いと思うのですが通貨ごとに登録しないといけないので、手間がすごいです。
なので一つのアカウントでいくつも管理できるウォレットが良いと思いますので、オススメなのはコインチェックとJAXXでしょうか。(※2段階認証はなるべく行ってください。)
一般的な通貨をマイニングするならこのあたりのウォレットを使ってたら問題ないかと思います。
また、海外の取引所などは取扱い通貨が多く色々なコインをマイニングできると思います。
その中で代表的なのがビットレックス(bittrex)、バイナンス(binance)です。
バイナンス(binance)について
パソコン
こちらは、CPUマイニングでよければ今あるパソコンで十分だと思います。OSのバージョンが古いとマイニングができません。
グラフィックボードを搭載したパソコンを組み立てる場合は、下記の物が必要になってきます。
・マザーボード(PCI-Expressが多くて安いものが良いです)
・CPU(CPUマイニングしないのであればceleonなどのやすいもので良いです。最近ではryzenでCPUマイニングしても効果がでるようです。)
・メモリ(マザーボードに対応したものであればDDR4で4~8ギガ程度で周波数が2133もしくは2400を選んでおけば問題ないかと。)
・電源(なるべくゴールド以上の規格を選んだ方が良いです。)
・OSをCDで読み込むのであれば外付けのdvdドライブが必要になります。
・SSD(120GB程度あればよいです。)
・OS(windows10やethOSなどのマイニング専用OSもあります。)
ethOSについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
イーサ先輩に聞いてみよう
・お好みのグラフィックボード
以上のものがあればとりあえずGPUマイニングをはじめられます。
1台目の構成
マザーボード:GIGABYTEのZ170X-UD3(GPU6枚認識)
CPU:intel celeron G3930 LGA1151
SSD:Transcend SSD220S 120GB
メモリ:panram Value Series DDR4 4GB×2
電源:enermax ブロンズ 1000W
OS:windows10
グラフィックボード
GPUマイニングをするにあたって非常に重要になってきます。
ETH(イーサーリアム)をマイニングするならRadeon系(RX570、RX580、Vega等・・・)
ZEC(ジーキャッシュ)をマイニングするならGeforce系(GTX1060、GTX1070等・・・)
と言われてます。
1代目のリグのグラフィックカードは以下の内容になってます。
RX570が3枚、RX580が1枚、RX470が1枚、RX560が1枚
Biosバイオスの設定は書き換えてないのですが、これでETHとDCRのデュアルマイニングを行ってます。
電気代との兼ね合いが重要になってくるので、この中で一番よかったのはRX470のバルク品でした。※箱がないので写真は載せてません。
マイニング用のソフト
パソコンで行うマイニングソフトには大きく分けて3種類あります。
CPUで動かせるマイニングソフトと、AMDのグラフィックボードで動かせるソフト、Nvidiaのグラフィックボードで使えるソフトです。
基本的に使っているOSとグラフィックボードと掘りたい通貨によって変えていきます。
ソフトの検索はマイニングプールのHELPの『Getting Started』を参照するとプールの情報、ソフトの情報などありますので各プールを参考にしたらよいかと思います。
マイニングプールの登録
マイニングプールはいくつもありますが、それぞれ手数料や払い出しの最低枚数などが違います。
プールを選ぶうえで必要なのはブロックを発見できているかということが大事ですのであまり小さいプールでマイニング行うとなかなか報酬の入るタイミングが遅くなったりしますので、参加するプールが1日当たりにどのくらいブロックを発見できているかをマイニングを行う前に確認しておいた方が良いです。
マイニングプールについてはこちらを参照して下さい。
マイニングプールについて